今回から【聖書内容「わかりやすく」読解シリーズ】始動します。
第一回目は【サムエル記】でいこうと思います。
何故なら自分がこれを機に読みたいから。笑
それに意外と聖書の内容が要領よくまとめられているサイトが無い気がする為。
※人物だったり、言葉にスポットが当たっているのがほとんどってイメージ。
そして軸はあくまで「わかりやすく」なので凝縮して全10回に分けて「サムエル記上」読み解いていきます。
それでは行ってみましょう🚗💨
概要
「サムエル記」ってなんなの?
サムエルの誕生からダビデの死まで(前1070年ー前970)の100年間の歴史を編纂したもの。イスラエル王国の起源と経過、ダビデによる統一の過程を記している。
なので、サムエル記はその名の通りサムエルの話ではじまるが、ダビデが内容の中心となります。
古代イスラエルの社会、宗教制度、倫理観などが垣間見える
構成
構成は上下巻に分かれていて、上巻30章・下巻24章とまぁまぁなボリュームを有している。
それもそのはず、サムエル記にはあの有名な「ダビデ」が登場します。
登場人物
◉サムエル
預言者。※主から言葉を預かる者
◉エルカナ
サムエルのパパ。敬虔。
◉ハンナ
サムエルのママ。いい奴。
◉ぺニナ
エルカナのもう1人の妻。嫌な女。
なんか名前ギリギリ
◉エリ
祭司。
◉ホフニとピネハス
エリの息子たち。(悪ガキ)
でも祭司。
内容「わかりやすく読解」
「サムエルの誕生」
※聖書の引用文を用いて、私がさらに文章を簡易化したり順番を入れ替えたりしてます。
2エルカナには妻が2人いた。ハンナとペニナで、ペニナには子供があったが、ハンナには子供がなかった。
(サムエルのママは中々妊娠できずにいた。)
3エルカナは毎年自分の町からシロに上り、主を礼拝し、いけにえをささげていた。シロには、エリの2人の息子ホフニとピネハスがおり、祭司として主に仕えていた。
※「シロ」とは
エルサレムが建設される前はイスラエルの宗教的政治的な中心地だった。セイルンの遺跡がシロである。
4いけにえをささげる日には、エルカナは妻ペニナとその息子たち、娘たちにそれぞれの分け前を与え、 5ハンナには丸っと一人分を与えた。彼はハンナを愛していたが、主はハンナの胎を閉ざしておられた。
6ペニナは、子宝に恵まれないハンナを苦しめた。 7毎年このようにして、ハンナが祭壇に上るたびに、ハンナはペニナの嫌味に苦しんだ。今度もハンナは泣いて、何も食べようとしなかった。
(はい、ぺニナうざい。)
10ハンナは悩み嘆いて主に祈り、激しく泣いた。 11そして、誓いを立てて言った。「万軍の主よ、端女の苦しみを御覧ください。端女に御心を留め、忘れることなく、男の子をお授けくださいますなら、その子の一生を主に捧げます。13ハンナは心のうちで祈っていて、唇は動いていたが声は聞こえなかった。12ハンナがあまりにも長く祈っているので、エリは彼女が酒に酔っているのだと思い、 14彼女に言った。「いつまで酔っているのか。酔いをさましてきなさい。」15ハンナは答えた。「いいえ、祭司様、違います。わたしは深い悩みを持った女です。ぶどう酒も強い酒も飲んではおりません。(勝手に酔ってるとか決めつけんなw)ただ、主の御前に心からの願いを注ぎ出しておりました。 端女を堕落した女だと誤解なさらないでください。今まで祈っていたのは、訴えたいこと、苦しいことが多くあるからです。」そこでエリは、「安心して帰りなさい。イスラエルの神が、あなたの乞い願うことを叶えてくださるように」と答えた。18ハンナは、「端女が御厚意を得ますように」と言ってそこを離れた。それから食事をしたが、彼女の表情はもはや前のようではなかった。19一家は朝早く起きて主の御前で礼拝し、ラマにある自分たちの家に帰って行った。エルカナは妻ハンナを知った。主は彼女を御心に留められ、 20ハンナは身ごもり、月が満ちて男の子を産んだ。主に願って得た子供なので、その名をサムエル(その名は神)と名付けた。(身籠ってよかった)
こうして晴れて子宝に恵まれたハンナは息子サムエルを主に伝えた通り、その子の一生を主に捧げるべく祭司エリの元にやりました。
(悪ガキのいる環境下で大丈夫だろうか。。。)
「ハンナの祈り」
1ハンナは祈って言った。「主にあってわたしの心は喜び主にあってわたしは角を高く上げる。わたしは敵に対して口を大きく開き御救いを喜び祝う。3驕り高ぶるな、高ぶって語るな。思い上がった言葉を口にしてはならない。主は何事も知っておられる神人の行いが正されずに済むであろうか。4勇士の弓は折られるがよろめく者は力を帯びる。5食べ飽きている者はパンのために雇われ飢えている者は再び飢えることがない。子のない女は七人の子を産み多くの子をもつ女は衰える。7主は貧しくし、また富ませ低くし、また高めてくださる。8弱い者を塵の中から立ち上がらせ貧しい者を芥の中から高く上げ高貴な者と共に座に着かせ栄光の座を嗣業としてお与えになる。9主の慈しみに生きる者の足を主は守り主に逆らう者を闇の沈黙に落とされる。人は力によって勝つのではない。10主は逆らう者を打ち砕き天から彼らに雷鳴をとどろかされる。主は地の果てまで裁きを及ぼし王に力を与え油注がれた者の角を高く上げられる。」11エルカナはラマの家に帰った。幼子サムエルは祭司エリのもとにとどまって、主に仕えた。
「エリの息子たち」(祭司の悪ガキ)
12エリの息子はならず者で、主を知ろうとしなかった。
(酷いエピソードでは、祭壇に詣でる人々が主に捧げる(燃やして煙にしたりetc)生け贄の肉を、自分たちで食べたいが為に、「燃やす前に俺らによこせ」と言ってぶん取っていました。
しかもそれを、自分らで実行せず祭司の下働きにやらせてた。)
17この下働きたちの罪は主に対する甚だ大きな罪であった。この人々が主への供え物を軽んじたからである。
今回はここまで。